音楽初心者の戯論

音楽初心者の戯論

徒然なるままに日々移りゆく音楽シーンを覗き見するだけのブログです。

音楽に関する雑学・豆知識

どうもこんにちは。

さて、今回は音楽についてのちょっとした小ネタをいくつかご紹介したいと思います。
特別音楽に関する知識がなくても「へぇ!」と思えるようなネタを集めてきました。

雑学や豆知識、うんちくというものは日常生活において殆ど無意味な存在かもしれませんが、ごく稀に「知っておいて良かった!」ということもありますのでこの記事を読んでくださった方にとって今後何かの役に立てば幸いです。
まぁ、というよりは暇つぶし程度に軽く見ていただければと思います。

それでは早速。


その1

  • 実は「君が代」に2番の歌詞が存在する

君が代」といえばご存知我が国日本の国歌ですよね。

www.youtube.comかつて僕もこのような記事を書いたのですが、

music-sick.hatenablog.comその際「君が代」が正式に国歌として定められたのが1999年だと知りびっくりしました。法律上では意外と最近なんですよね。

それでこの「君が代」なのですが、実は続きの歌詞が存在したということは知っていましたか?
ただ正確に言うと国歌として法律で定められているのは1番までなので「国歌としての君が代」に2番の歌詞はないのですが、歌自体の続きが存在するということです。

そしてそれがこちら。

君が代
千尋の底の
さざれ石の
鵜のゐる磯と
あらはるるまで

 

なるほど、分からん。

まぁ言葉は違えど基本的な意味合いとしては1番と同様「「君が代」が末永く続くように」というものです。
ちなみにこの後3番、4番とも続くのですが、それを読み解いていくと「君」は「天皇」ではなく「この平和な世の中」ではないかということに気付きました。

あくまで僕の推測に過ぎないのですが「君が代」の歌詞には「この平和な世の中が永代続きますように」という意味が込められているのではないかと思いました。
詳しくは上の記事を参照いただけると嬉しいです。

ふしぎな君が代 (幻冬舎新書)

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その2

  • 童謡「クラリネットをこわしちゃった」と思いきや弾ける曲があった

www.youtube.comフランス民謡の同曲「クラリネットをこわしちゃった」ですが、みなさんご存知でしょうか。

そうです、唐突に「オーパッキャマラド」という謎の歌詞が出てくるアレです。

「ドとレとミとファとソとラとシの音が出ない」なんて・・・
いや、それはもうダメでしょ。処分するしかないよ。

僕もそう思い込んでやみませんでした。


しかし!
なんとそんなクラリネットでも演奏可能な曲があったんです。

それがこれ。

www.youtube.com團伊玖磨さん作曲の「ぞうさん」という童謡です。そうですまた童謡です。

ピアノでもギターでも主旋律を演奏してみれば分かりますが、なんとこの曲ピアノで演奏すると黒鍵しか使いません。
つまりメロディーにド#とレ#とファ#とソ#とラ#しか出てこないんですね。

なので、もしクラリネットが上記のように壊れてしまっても安心。「ぞうさん」だけは練習できます。


ちなみに團伊玖磨さんは自身の作った曲にこのような子供向けの歌詞がついてしまったことでちょっと怒ったそうです。


その3

この話は割と有名かもしれませんが、現在の音楽シーンに欠かせないPV(プロモーションビデオ)だったりMV(ミュージックビデオ)だったり。
呼称は様々ですが、こうしたプロモーション用のビデオが作られるようになった発端はかの有名なThe Beatlesにあります。

それまでにも音楽と映像を結びつけた作品はありましたが、販促や宣伝を冠した現在に近いPVの在りかたを最初に提示したのがThe Beatlesだという説が濃厚です。

お察しの通り彼らの全盛期はあちこちに引っ張りだこだったため、ツアー日程にこぼれる国や地域がどうしても出てきてしまいます。
またテレビ局からの出演依頼も多く、その全てに出演していては当然ながら身が持ちません。
そうした状況において、彼らは予めPVを撮影し世界各国のTV局に送ることでスケジュールの確保と不満の解消に努めたらしいのです。

ってなんという多忙さでしょうか。
ちなみに初撮影日には1日でなんと5曲ものPVを撮ったようで、その中にはテレビ東京の「開運!なんでも鑑定団」オープニング曲である「Help!」もありました。

www.youtube.com

その4

  • オーケストラの演奏会は基本赤字

これはですね、色々な方に知ってほしい事実なんですよ。
オーケストラにとって収入源の大半が演奏会なのですが、有名アイドルや有名バンドとは違ってお客さんの数は多くて数千人程度です。

つまり1回のコンサート売上が仮に1千万円だとしても、演奏会に必要な楽団員50人または100人の給料、コンサートホールの貸切代、楽器の維持費、広告代など差し引くと平均して毎回数百万円の赤字が出ています。
音楽家は生活のために演奏しているのに、コンサートをするたびに楽団の首を絞めているという矛盾が現在進行形であるのです。

そしてそれはオーケストラに限らず若手のバンドマンも同じことです。
バンドマンもライブハウスで演奏するには当然タダというわけにはいきません。

とはいえさすがにオーケストラのように何百万と高額ではありませんが、その相場は2万円~3万円程度。

なんとかバイトなどで生活を繋いでいるバンドマンにとって、万単位の支出はかなり痛い。
お客さんが入らなければ完全に赤字です。

というわけでみなさん!気になったら積極的にコンサートやライブに行きましょう!
オーケストラにとっても、演奏会をするならばお客さんが1人でも多く入ることは喜ばしいことだと思います。

今後とも僕もお金に余裕ができれば色々と出向く予定です。


その5

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ベートーヴェンと言えばこの肖像画ですよね。小学校の頃音楽室に飾ってあった写真。

正直僕は「キリッとした表情の人だったんだな」としか思っていなかったのですが、言われてみればたしかに険しい表情をしています。
あれ、ちょっと怒ってるかも。

しかしそれにもちゃんとした理由があったのです。

その理由というのがちょっと意外なんですけども、ベートーヴェンは茹でたマカロニにチーズを和えたものが大好物だったんですよ。
それでこの肖像画を描いてもらう日に家政婦さんがそれを作って持ってきたんですけど、それがどうも彼の口に合わなかったらしいです。

その結果があの険しい顔です。
しかも終日不機嫌だったようで、周囲に八つ当たりまでする始末だった模様。

どんだけ好きだったんですかねぇ。。。


ちなみに30代前半のときの肖像画(上の肖像画は50代前半)がコレなので、このときは温厚そうにも見えますよね。

 

というわけで今回は以上になります!

実はまだまだあるので次回後半戦という形で、もう少し日本の音楽シーンに触れてみようかと思います。


それではまた次回!

 

Help!

Help!

知ってるようで知らない 音楽おもしろ雑学事典

知ってるようで知らない 音楽おもしろ雑学事典

 

絶対に聞いたことのある曲特集 テレビ編

どうもこんにちは。

さて今回は予告したとおりテレビでよく耳にする、聞いたことのある曲をまとめてみたいと思います。

ちなみに前回の記事はコチラ

music-sick.hatenablog.com

 

では早速本日の1曲目。

松本孝弘さんで「#1090 ~Thousand Dreams~」です。

www.youtube.com言わずもがなテレビ朝日の「MUSIC STATION」オープニングに起用されている超有名曲。
ただしあまりこの曲がTakことB'zの松本さん作曲であることは認知されていないので載せてみました。そして2016年に「#1090 ~Million Dreams~」として新録されたことも記憶に新しいかと思います。

 

ちなみにキルビルのテーマ曲。

www.youtube.comこちらはBOØWYやCOMPLEXなどで有名な布袋寅泰さんが作曲したものです。

正式名称は「BATTLE WITHOUT HONOR OR HUMANITY」というのですが、直訳すると「仁義なき戦い」となります。
というのも元々この曲は布袋さんが映画「新・仁義なき戦い」に出演する際に書き下ろした曲であり、のちにこの曲を気に入ったタランティーノ監督が自身の映画「キル・ビル」にも採用したのがきっかけです。

海外だと圧倒的に「キル・ビル」のテーマ曲として有名ですね。

 


続いてこちら。

TOTOの「Child's Anthem」です。

www.youtube.comこの曲は(最近は分かりませんが)渡辺謙さんが出演されていた新型ワゴンRのCMソングにも起用されていました。

TOTOのデビューアルバム1曲目収録にしてまさに彼らの代名詞である「緻密なサウンド」の真骨頂のような曲です。

どうでもいいかもしれませんが邦題は「子供の凱歌」というもの。
洋楽に無理やりつけたような邦題は嫌いな僕ですが、この邦題はカッコいいので割とお気に入りです(笑)


さて、次はこれ。
HIIHの「feels like HEAVEN」という曲。
何はともあれまず聴いてみてください。

www.youtube.comはい。初っ端から聞き覚えしかないと思いますが(笑)、映画「リング」の主題歌でございます。

「貞子といったらこの曲、この曲といったら貞子」みたいなイメージがすっかり定着していると思いますが、聴き進めてもらうと分かるように意外とポップ。

カラオケにもちゃんとありますので持ち曲にしてみてもいいんじゃいでしょうか。
曲名があまり知られていない分、サプライズにはかなり持ってこいだと思います。

ただ個人的にかなりリズムが取りづらいと感じたので、もし練習される方がいらっしゃったら頑張ってください。

リング (Blu-ray)

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お次はこちら。

Vangelisの「Titles」です。

www.youtube.com邦題は「炎のランナー」。
1981年放映の同名映画主題歌にして、シングルと収録アルバム双方ともビルボードにて全米No.1を獲得。

映画自体もアカデミー賞の受賞や2012年のロンドンオリンピック開催時に舞台劇としてリメイクされるなど根強い人気がある作品です。

少し紛らわしいのですが「Titles」という曲名でアルバムに収録された後、曲名を「Chariots of Fire」に変えシングルカットされているので、一応どちらの名前でも通じるには通じると思います。
しかしどちらかといえば有名なのは後者ですかね。

 


ではこれがラスト。
崎谷健次郎さんの「Rag Time On The Rag」です。

www.youtube.com今や「いきなり!黄金伝説。」で調理をする際に流れるBGMとして有名ですが、この曲は元々草なぎ剛さん主演のフジテレビ系ドラマ「成田離婚」で挿入歌として使用されたもの。

ドラマでは特に料理シーン限定で流れていたわけではないのですが、今ではこの曲を聴くと料理しか浮かんできません(笑)
それだけこの曲が料理にあっていたということでしょうか。


というわけで以上になります。いかがでしたでしょうか。

「この曲はどうか」みたいな意見がございましたらコメントしてもらえると嬉しいです。


それではまた次回!

BATTLE WITHOUT HONOR OR HUMANITY

BATTLE WITHOUT HONOR OR HUMANITY

Child's Anthem

Child's Anthem

  • Toto
  • ロック
  • ¥200
feels like HEAVEN

feels like HEAVEN

  • HⅡH
  • サウンドトラック
  • ¥250
Titles

Titles

Rag Time On The Rug

Rag Time On The Rug

日常生活で絶対に耳にしたことがある曲特集

どうもこんにちは。

今回は日常生活で絶対に聞いたことがあるけど曲名を知らない、思い出せないなんて曲をご紹介。

聴いた瞬間「あっ、これか!」と痒いところに手が届いたようなカタルシスを味わってもらえれば嬉しいです。


では早速参りましょう。
最初はこちら。

「大切なひと」という曲です。

www.youtube.comこちら、聴いたことのある方が多いかと思いますがTOHOシネマズで映画上映前に流れているBGMです。

いやぁ、なんかスゴくいいですよね。
聴いていると心が浄化されると言いますか、映画前にこれを聴くことで気分が程よく落ち着いて映画に集中できます。

僕なんて本末転倒ですが映画よりもこの曲を聴くほうが楽しみだったりもします(笑)

そしてこの曲ですがNASH MUSIC LIBRARYというサイトのみで購入可能。

www.nash.jp試聴もできますが6~7秒置きにめちゃくちゃ発音のいいお姉さんが「NASH MUSIC LIBRARY」と言うのでご注意を。
しかも1曲2160円とかなりお高め。

個人的には映画館でたまに聴くからこそこの曲の良さが最大限伝わってくるのかなぁなんて思ったりもします。


お次はこちら。

www.youtube.comこれは具体的に「どこ!」というのは思い出せないのにスーパーマーケットで絶対に聴いたことのある曲だと思います。
主婦の方はもちろん、老若男女問わずスーパーマーケットに足を運んだ経験をお持ちならば知ってるのではないでしょうか。

ちなみにこのBGMには曲名も歌詞もなく、「呼び込み君」という機械のためだけに作られた曲。
そしてなんとこの「呼び込み君」ですが、Amazonで購入可能です。

まぁお店経営をしている方以外でこの機械に用途があるのかは微妙なラインですが、この曲だけ欲しいという方はiTunesの着信音やAmazonミュージックにありますのでそちらもご覧ください。

ポポーポポポポ(スーパーの呼び込み曲)

ポポーポポポポ(スーパーの呼び込み曲)

 

 タイトルはポポーポポポポらしいです。。。


お次はこれ。
T-SQUAREの「TRUTH」です。

www.youtube.comこれは曲名も割と有名ですかね。
T-SQUAREと言えば日本の有名なインストバンド。この曲はフジテレビ「F1グランプリ」のテーマ曲になったことで有名になり、現在は他のテレビ番組やゲームなどでも使われています。

まぁ個人的にこの曲を聴くと小学校のマラソン大会を思い出してしまうので少々苦手なのですが(笑)、しかし不思議とスピード感が出てしまうのがこの曲の怖いところ。
この曲をかけながら仕事をすると意外と早く片付くかもしれませんね(笑)


そして次はこの曲。
「人形の夢と目覚め」です。

www.youtube.com

1862年にテオドール・エステンが作曲したこの曲はノーリツの湯沸かし器などで多く使われています。
最近では「マツコ&有吉 かりそめ天国」でも使用されていますね。

そしてかりそめ天国と言えばファミマ入店時に流れる「大盛況」という曲も使用されていますが、

www.youtube.comこれは松下電器(現パナソニック)が作っているドアホン用チャイムとして作られたもの。

僕の親戚でもピンポンを押すとこの音楽が流れるのですが、それはつまりパナソニック製だということでしょう。


では次でラストにしましょう。

最後はネット上でよく使われる曲。「プラスチックアドベンチャー」です。

www.youtube.comYouTubeニコニコ動画なんかでまとめ動画のBGMとしてよく使われていたりします。

そしてゲーム音楽などの動画投稿者であるwatsonさんが作ったこの曲はなんとフリー音源。
MusMusというサイトから音源をお借りすることが可能です。

musmus.main.jpこちら使用は上で述べたようにフリーですが、利用規約もありますので一読した上での使用をお勧めいたします。


というわけで以上になります。
いかがでしたでしょうか。

全部知っていた!という方から1曲だけ知っていたという方もいるかと思いますが、こういう発見もなかなか面白いと思います。

そのため次回は「テレビでよく聴くBGM」を特集予定です。ご期待ください。

 

それではまた次回!

 

TRUTH

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人形の夢と目覚め

人形の夢と目覚め

  • 仲道祐子
  • クラシック
  • ¥250

チケット転売問題とその後の動きをまとめてみた

どうもこんにちは。

さて、昨今の音楽業界を騒がせているチケット転売問題ですが、100組を超えるアーティストが高額転売に反対する声明を出してから早いもので1年以上が経過しました。

www.tenbai-no.jp

現在も少しずつ賛同アーティストは増加しているようで、音楽業界全体がチケットの高額転売の撲滅に向けて動いていることがよく分かります。


というわけでですね、今回のテーマは「その後どうなったか」について。
つまり共同声明発表後1年が経った今、高額転売の対策がどのように実施されているのかについてまとめてみようと思います。


とはいえ上のリンクから活動内容についてのページに飛ぶこともできるのでそちらを参照していただいても構わないのですが、やはりメインの動きとすれば象徴的なものはチケットの電子化でしょう。


今や老若男女問わず多くの人がスマホを所有する時代。
これを使わない手はないということで、スマホを紙チケット代わりに利用するという方法が主流になってきました。

具体的には個々へのQRコードの割り当て、「EMTG」や「tixeebox」等スマホアプリを利用した認証型電子チケットなどの導入が挙げられます。

しかしQRコードではスクリーンショットができてしまうため対策としてはイマイチ。
アプリでは「申込者は原則譲渡不可」「チケット購入時に予め同行者を特定しておく」ことでチケット分配時の転売行為を減らしたり、どうしても行けなくなった場合には専用の(定額販売)サイトでのみ譲渡を可能とするなどの対策を講じています。

また2018年にはLINEチケットも登場し、LINE IDとチケット情報を紐付けしたりと所謂「個人情報に代わる個人特定材料」を使ったチケットも登場していることですし、まだまだ電子チケットの成長は続きそうです。

japan.cnet.com

まぁもちろんこうした電子チケットにも穴があるので完全撲滅とまではいかないでしょうが、確実に紙媒体のときより絶対数を減らすことはできるでしょう。

 

それから話題どころからはオリエンタルラジオ中田敦彦さんが考案した「ジャスト・キャパシティ・システム」という概念もありました。

lineblog.me

簡単に言えば会場のキャパを公言せずにチケットを売りに出し、売れた枚数によって会場を決定するというもの。
ただし予め3つくらいハコを仮押さえしておいて(キャンセル料なし)、売上枚数によってその中から決定するというシステム。

これはたしかに画期的でしたが、キャンセル料なしというのは難しいかもしれませんね。
1年先のライブならばまだしも、数ヶ月先となると他からの問い合わせをキャンセルしていたかもしれないのでその分はハコ所有者の損となってしまいます。


とはいえお笑い界でもこうして対策案が出されるくらい転売問題が深刻化していること、それがよく分かるようなニュースでした。

 


そして上でも少し書きましたがチケットの公式トレードサービスの開始も大きな動きの1つです。

これまで購入したチケットを誰かに譲渡しようにもオフィシャルなものがなく結果として高額転売サイトに流れていたのが、ここにきてやっと公式トレードサービスがスタート。

tiketore.com

当初は「使いづらい」「システムが複雑すぎる」「手数料が高すぎて高額転売とあまり変わらない」などの声も上がっていましたが最近では段々システムも整備されてそういったクレームも逓減しています。
電子チケットが台頭してきたとはいえまだメインストリームは紙チケットですから、こういったサービスの登場は高額転売の減少に一役買うことでしょう。

 

そして電子チケットを購入したがどうしても行けなくなった、そんな人のためにあるのが以下のサイト。

EMTG -エンタテインメントミュージックチケットガード-

DMM Passストア トップページ

定価トレード ticket board

他にもあるかもしれませんが、チケット出品時にはシステムが一時的にチケットを預かることで不正をなくすようにしているとのこと。
抜かりなく、とまではいかないのかもしれませんが、それでも講じられる策はきちんと為されているように思います。


僕個人の意見としては、現在高額チケット取引可能なサイトに「公演ごとにチケットの最高額を設定しろ。さもなくばサーバーを停止させるぞ」みたいな脅しを国がかければイイのではなんて安直に考えてしまうのですが。
もちろんこのことによってサイト自体の情報量が増えますしデータベース管理もかなり大変になりそうな気がしますが、原理的に不可能ではないと思うんですよね。
こういうことに関しては素人同然なのであまりヘタなことは言えませんが。

 


ところでですね、「どうしてチケットの転売がダメなのか」という疑問について皆さんはどのようにお考えでしょうか。

たしかに世間の風潮、大多数の意見として「チケットの転売はダメ!」という人が多いですが、ではどうしてダメなのか。それを今一度考えてみたいと思います。


とその前に、チケット転売は必ずしも悪影響しか及ぼさないわけではないということを述べておきます。
つまり(アーティスト側が)チケットの高額転売の恩恵に与る場合もあるということです。

それはズバリ、現行のファンクラブ制度があるということ。

チケットが転売ヤーによって買い占められた場合、つまりチケットを購入しようとしたが手に入らなかった人が多く居た場合、その人たちは次のチケット購入に備えてどのような行動を取るでしょうか。

もし有料ファンクラブに入ればチケットの入手確率が上がると知れば、そこに入会しようとする人が増えるでしょう。
CD購入者特典としてライブチケットの優先申込券が同封されていると知れば、元々配信だけで済ませようと思っていたけどCD購入しよう!というきっかけにもなるでしょう。

これはあくまで2例ですが、この他にも様々にアーティスト側の利益はあると思います。
別に僕は高額転売に賛成しているわけではありませんが、頭ごなしに否定するのもどうかと思うので参考までに。


さて、では「高額転売がなぜダメなのか」ということですが、僕が思うに「ライブグッズ売上が減るため」という考えがしっくり来るかと思います。
たしかに感情論として「楽しみにしているファンが転売ヤーのせいで高い金を支払うのは不条理」や「ファンでもないお金稼ぎ目的の人がチケットを占有するなんて許せない」という意見、そしてアーティスト側からも「転売のせいとはいえ空席が多いのは辛い」「自分たちを支えてくれているファンが高額転売のせいで苦しめられているから何とかしたい」という憎悪はあると思います。

しかし資本主義社会において「チケット転売で一儲けしてやろう」と考える人が出てくるのも不思議ではないわけで、それを感情論以外で否定しようとすると、僕は「グッズの売上が減るため」という答えに行き着きました。(もし他にもありましたら教えていただけると嬉しいです)
とはいえ昔は一般的に「ダフ屋」と呼ばれる人たちが暴力団関係者である割合が高かったため、裁かれるべき存在ではありました。しかし社会問題化し警察が睨みを利かせる昨今では、ダフ屋行為をおこなうのはもはや一般人のほうが多いでしょう。


ということでなぜグッズ売上が減るのかについて解説していきますと、まず転売ヤーの人たちは独自のプログラム(1秒間に10回クリックする」みたいなチートプログラム)を駆使して、チケットを大量入手するところからスタートします。
すると不正でも何でもチケットが大量に買い占められたわけですから、当然本来チケットを取れるはずだった人が取れなくなるという現象が起きます。

そこでチケットを取れなかった人は「諦める」or「ネット上で探す」のどちらかの選択肢を取るのですが、例えば定価7000円のチケットだったのに対してネットでは30000円で売っていたら、特に学生なんかでは早々に諦めると思います。
このようにして本来行けたはずの人が行けなくなることが起きてしまいます。そして転売ヤーのほうでも、例えばチケットを100枚手に入れたが70枚しか売れなかったといったことが起きます。

アーティスト側からすれば、それでもチケット代は転売ヤーが払っているので問題ないのですが、しかし当日にはグッズ販売があります。
現在の音楽業界では収入の多くがライブ・コンサート関連なので、この場合来れたはずの30人が来れなくなった分売上は当然減りますよね。

こうした売り上げ減がその後のアーティスト活動の幅を狭める結果となるならば、やはり高額転売はアウトなのではないでしょうか、

と僕は思います。


まぁしかし何だかんだ感情論が一番強い気がしますね(笑)

例えば

小学1年になる息子とはじめてライブに行くことにした。ライブ情報が出た半年前から息子はずっと楽しみにしていたのだが、即ソールドアウトでチケット入手に失敗。
しかしなんとかして息子をライブに行かせてやりたいと思い、ダメだとは分かりつつも高額転売サイトでチケットを購入。
ライブ当日を迎え、その日は午前中から新幹線で3時間以上かかるライブ会場へと出掛けていった。
そして夕方になりいよいよ開場したためチケットを係員に渡すと「これは不正が確認されたチケット番号なのでご入場いただけません」と一言。
その後どんなに頼もうとも取り付く島もなく、結局そのライブには入場できなかった。

こういうエピソードがやっぱり強いと思います。おそらく実際にこういった被害に遭われた方もいたことでしょう。

 

結局一番の被害者は我々観客です。
「行きたかったのにチケット取れなかった」「入場するためだけに住民票を取りに行かなければならない」「何も不正はしていないけど警備が厳重すぎてビクビクする」
こういったイヤな経験が全て少しでも高額転売の影響下にあるとすれば、やはり心地いいものではありません。

実際会場に出向くのはファンしかいないのに、そこで犯人探しのようにチケットをチェックするのも見せしめのようで気分のいいものではありませんが、だからこそ今後高額転売が無くなる方向に進めばいいと僕は願っています。

現代におけるCDアルバムの存在意義とは何か

どうもこんにちは。

前回B’zの「SURVIVE」というアルバムについて触れた際、シングルとは違うアルバムの良さを綴りましたけれども、今回はそれからもう少し視野を広げて全体としてのCDアルバムのことを書いてみようかなと思います。


というのも昨今では音楽業界と関係ない僕のような人でもCDの売れ行き不調を認知しているくらい売上が落ち込んでいて、それが今後の音楽産業の最大の課題なのではないかと。

アーティストによってはCD化を諦めて配信に限定している方々もいますし、逆に配信は一切おこなわずCDの売上だけで勝負している方も少なからずいます。


ただ以前スガシカオさんがTwitterで「配信ではなくCDを買ってくれ」と発言したことが話題にもなりましたが、

www.j-cast.com

実際CDのほうが採算が取れるようなので、アーティスト的には配信よりもCDを買ってもらえたほうがいいのかもしれません。

その証拠に今やメーカーはAKB商法と揶揄されるようなCDに握手券を封入したり或いはCD購入者のみに特典としてライブのチケット申し込みができたりと、利益になる分だけCDにかける業界の想いはかなり強いのだと分かります。


ただ、これは音楽業界だけにとどまらずアニメ業界でもBlu-ray/DVDの売上に依存している現状があります。
YouTubeや海外サイトでの違法アップロードが横行、さらにはNetflixdアニメストアなど配信サービスも開始された今、どのように売上で利潤を得るかというのが論点として多く挙がっているようです。

もちろんアニメ業界も音楽業界同様イベントチケット優先申込券や撮りおろしドラマCDなどを同封したりと所謂「円盤商法」というやり方でその売上貢献に腐心していますが、そろそろこの手法も限界ではないかという声も上がっています。


音楽もアニメも、パッケージ化という点について同様の問題に頭を悩ませているようです。

 


ただ、だからといって双方の業界とも決して衰退しているわけではないのです。

aja.gr.jp

ここから統計データを参照していただければお分かりいただけるかと思うのですが、アニメ業界において全体的な売上は右肩上がりなんですよ。

これは単にアニメの製作本数がかつてよりも上がったからという理由だけではなく、消費者の消費傾向が変容しているんですね。

例えばアニメイベントだったり、ライブやミュージアム、更には劇場放映などの本数は年々増え、そしてそれに伴い売上も上昇。
この背景には「モノを買う」のではなく「コトを買う」という傾向の強まりがあると考えられます。

一般的に「時代は『モノ消費』から『コト消費』へ」と言われる所以なのですが、モノがありふれた現代において単に物品を購入するというよりは行動・経験としての価値、そちらのほうによりお金を費やす人が増えているという現状です。


もちろん音楽業界もそこに目を付け、今では音楽業界の収入源はライブやコンサートといった体験型へと推移しています。
そしてその体験に付随したサービス、例えばライブで使用するサイリウムだったりタオルだったり会場限定アクセサリーだったり、そういったものの売上が今の音楽業界を支えているといっても過言ではありません。

まぁひとえに音楽業界といってもメインとして「音楽レーベル」と「音楽事務所」があり、コンサートは事務所のほうに委ねられるのでレーベルは相変わらず大変なのでしょうが、しかし双方が連携することで(コンサート優先権などを封入することで)その売上は現状維持もしくは若干のプラスになっているところもあります。

 


さて、そうした現状がある中でアーティストが敢えてアルバム製作をする意味を今一度考えてみたいと思います。

CDアルバムと言えば「シングルが2~3枚くらいリリースされたあと、そろそろかなぁという頃合いを見計らってシングル含めた12曲くらいを一枚のCDとして出す」みたいなイメージが一般的だと思います。
というかこれは僕の勝手なイメージなんですけども(笑)


ただ、最近はCDアルバムというもののニュアンスが若干変わってきているのかなぁと思う節がありまして。

これは中山美穂さんに「You're My Only Shinin' Star」を提供したことで有名な角松敏生さんがとあるインタビューでおっしゃっていたことなのですが。

若いアーティストをプロデュースした時に「自分の好きなCD持ってきて」と言うと、何枚か持ってきて、「このCDの何曲目と何曲目が好き、こっちは何曲目」と言われるんですよ。「そのCD一枚が好きな訳ではないの?」ってね。だから、そういう聴き方になっているんですよね。「一枚のアルバムを名盤として聴く」という感覚は正直今はないですよね。

音楽は情報に変わった 角松敏生の提言、いま向き合う時間が必要 | MusicVoice | 2ページ目

配信が主流になったことで「一枚のアルバム」というものにアーティスト側があまり執着しなくなったのか。若しくは単にリスナーのあり方が変わり、そこにアーティスト側が合わせたのか、それは分かりませんがたしかにこのような流れは今あると思います。

 

特にこの傾向は若いアーティストに多い気がするのですが、タイアップなどの話が来てどんどんシングルを出したりしているうちに方向性みたいなものが定まらなくなってくると思うんです。

 

そして更に「自分たちの音楽」というものを模索しているうちに様々なものに挑戦しようとして、結果アルバムができたときにはいまいち統率感に欠けたものなってしまう、みたいなケースはままあるのではないでしょうか。


もっとも配信が主流になりつつある今、バランスのいいアルバムが本当に必要なのかどうかというのは一考の余地があるとも思います。

売上を考えアルバム全体のバランスよりも曲数を増やし、その分をライブやコンサート市場で生かすという手法もあります。
それに曲順を頑張って考えたとしてもリスナーがそれを無視してしまうのなら、そこに割く時間を減らしもっと別のことに時間を費やすべきだという考えも出てくるかもしれません。

 


こういったものは正解がないので「○○をすれば成功する」という保証がありません。

ただ僕個人の意見としまして、ゆずのやり方がいいのではないかと思ったのでちょっとご紹介。


ゆずといえば言わずと知れた日本のフォークデュオ。
1998年のデビュー前から路上ライブなどで注目を集め、現在も第一線で活躍しています。

特にコンサートでは路上ライブ時代に鍛えられたトーク力と凝った演出が専ら好評で、演出に関しては歌舞伎俳優の市川猿之助さんがゆずのコンサート演出に刺激を受け自身の演目に取り入れたいということがニュースになったほど。

www.daily.co.jp

これがですね、個人的にはかなり「良いんじゃないか」と思いました。


というのもゆずはアルバムごとに色がまったく違うんですよ。

2013年発売の「LAND」というアルバムでは儚くもファンタジックな世界観を、翌年の「新世界」では「どこか懐かしさを感じつつも新しい、ゆずにしか表現することができない音楽」をコンセプトにアルバムを製作していて、シングル曲を含めそれが見事に収まっているんです。

もちろんそれ以前、以降に出したアルバムでも同様の「らしさ」があります。この「らしさ」とは「ゆずらしさ」に加え「そのアルバムらしさ」、それぞれの曲が1つのストーリーとして体系化していくような、そんな印象がどのアルバムにもあるんですよね。

そしてゆずの強みはそれを「コンサートで再現する」ことだと思うんです。

アルバムの色や風景、景色を、リスナーの思い描いたスケールそのままに演出として再現していく、一種のアミューズメントパークのような空間がゆずのコンサートにはあるんです。

www.youtube.com

だからゆずのコンサートは「体験型」としてただのコンサート以上の価値があり、結果として動員数が増えているのではないかと、個人的にそう推測しています。


ただこの手法はベテランだからこそ為せるものだと思うので若手にいきなこれを求めるのは酷なことだと思いますが(笑)、少なくともゆずはアルバムで打ち出した世界観をコンサートで表現するというやり方で成功しました。
少々語弊が生じてしまうかもしれませんが、彼らにとってCDアルバムは「本の表紙」で、コンサートでその中身を味わうという感じでしょうか。

うまく表せなくて申し訳ないです。

 

ただ、この他にもCDアルバムの可能性は大いにあると思います。

この先どんなに音楽業界が衰退しようとも音楽だけは絶対になくならないと思いますので、未来のミュージシャンの方々には新しい可能性を模索していってもらえればと。(他力本願)


というわけで今回の記事はこのあたりで留めておきたいと思います。

 

それではまた次回! 

 

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