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音楽初心者の戯論

事情通でもプロでもない、ろくな知識も持ち合わせていない人間が、徒然なるままに日々移りゆく音楽シーンを覗き見するだけのブログです。

で、『恋のマイアヒ』とは何だったのか

どうもこんにちは。

本日は懐かしのアノ曲『恋のマイアヒ』について書いていこうと思ったのですが、みなさん憶えていらっしゃいますでしょうか。

www.youtube.com

こちらの曲です。
この曲は2004年あたりに彗星のごとく音楽シーンに現れたかと思うと、もう信じられないくらいの勢いで認知度が上がっていき現在に至ります。

というわけで今の中学生くらいの年代の方には馴染みが無いかもしれませんね。

それでですね、なぜ今回この記事を書こうと思ったかといいますと答えはいたってシンプルで「単純に気になったから」です(笑)
当然この曲は知ってますが、「で、この曲って何だったの?」と訊かれたら恐らく言葉に詰まりそうだなと思ったので、いっそ調べてみようと。

結構皆さんのなかにも「曲は知ってるけど一体なんだったのだろうか」という人は多いのではないでしょうか。
もしくはその経緯は憶えていたけどもう忘れてしまったー、なんて方もいらっしゃるかもしれませんね。

まぁそんなわけで早速参りましょう!

恋のマイアヒ』はO-Zoneというルーマニアのグループの2003年に発売された曲なんですが、メンバーはモルドバ共和国出身。
ちなみに原題はルーマニア語で『Dragostea Din Tei』らしく、直訳すると『菩提樹の恋』
意味が分からぬ・・・

釈尊菩提樹の下で悟りを開いたということで神聖視こそされてはいますが、ルーマニアモルドバキリスト教が一般的ですし。
まぁそこはいいでしょう。

そしてこの曲はオリジナルバージョンでもルーマニア国内ではヒットしたのですが、ここまで爆発的なものではありませんでした。
では何が着火剤になったかといいますと、とあるイタリアのレコード会社がこの曲に目を付けたところから始まります。

そのレコード会社の社長がこの曲に目を付け、そしてルーマニア出身のHaiduciiさんの(イタリアでの)デビューシングルとしてカバーさせました。
するとまぁこれが爆発的に売れ、それはイタリア国内に留まらずヨーロッパ各国でもう面白いように売れたのです。

そしてこの出来事が2004年の初めだったのですが、すると世間でも「どうやらこれはカバー曲らしいぞ!」という認識が広まり、春ごろにはO-Zoneのオリジナルバージョンが注目されるようになりました。

そんなこんなで有名になっていくわけですが、するとようやく海を隔てた日本でもこの曲が話題となり始めます。
なんとそのきっかけが2ちゃんねる

同曲の空耳のFlashやAA(アスキーアート)などがこれまた人気を博し、そうすると段々とネット民以外にも知れ渡るところになりラジオでもヘビロテされたり、あとはSMAP×SMAP内のコーナーでも一部使われていたりしましたね。

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こんな感じで。

まぁ大雑把に言うとこんな風に徐々に日本でも人気になっていったと、そんな感じですね。

実際この曲は失恋ソングなので、ルーマニアなんかでは歌詞と曲調のギャップも相まって売れたみたいなんですが、日本で売れた理由はまたちょっと違いそうですね。
マイアヒー」とか「ノマノマイェー」とか、聞いたことないけどキャッチーで耳なじみがいいといいますか、まぁ繰り返しこのフレーズが使われるのでかなり印象的ですよね。
そんな曲のキャラクター性っていうんですかね、そういったものが楽しげな曲調とマッチして(もちろん2chの功績が大きいですが)売れたのではないかなぁと思います。

と、一見華やかな曲の歴史に見えるんですが、実は裏でドス黒い部分も多くあるんですよ。

先に述べたHaiduciiさんのカバーバージョンなんですが、イタリアの法律を上手く潜り抜けてですね、なんとO-Zoneに無断でカバーして発売しているんです。
それが発覚したときお互いが譲らず「パクリだ!」と揉めたそうですが、まぁO-Zoneのほうが数ヶ月発売が先ですからどちらがパクリかは言うまでもないでしょう。

カバー曲においての収益がO-Zoneに入らなかったといったようなこともあったようです。


それと法律問題といえば日本では『のまネコ問題』と呼ばれるものの方が有名ではないですかね?

ちょっとおさらいしますと先ほど書きました空耳歌詞を載せたFlashムービーですが、これは許可を取って動画を上げていたわけではないので著作権違反にはなります。
ですがかなり人気作品だったため、avexDRAGOSTEA DIN TEIを「恋のマイアヒ」という邦題で発売する際の特典としてこの動画をつけることにしました。

まぁ上述したとおりこれが著作権に触れるものであったため、avexはこの一部を改変して発売。
ところがですね、これが「えっ、何か変わったの?」というレベル。
AAのモナーにそっくりなキャラのままの発売となりました。

それなのにavexの子会社はこのキャラを「のまネコ」と名づけ商品展開を開始。商標登録にさえ乗り出す始末で、すると当然ながらネットが大荒れ。
ここでAVEXが撤収するどころか「2ちゃんねるとは一切関係ない」といった意図の発言までして事態はさらに悪化しました。

詳しくはコチラをどうぞ!

そして事はどんどんと大きくなり、avexの傍若無人とも取られかねないこの振る舞いに怒った2ちゃんねる住人がavex社員の殺害予告まで出す始末でてんやわんや。

結局商標登録の話は御破算となり、avexはこのキャラクター使用料についてはその後一切受け取らない旨の発言をしたあたりでようやく落ち着きを見せ始め、次第に収束していきました。

問題の動画がこれ。

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いやもう最高ですよね。久しぶりに見ましたがやっぱり面白い!

こうした娯楽と商業ってどうしても衝突してしまうところというか、相反する部分が多いのでこういうケースが起きてしまうのも致し方ないのでしょうが、うまく共存していきたいものですよね。
もちろん何に対してもお金が絡むのはしょうがないことですが、あからさまが過ぎると僕なんか変に冷めてしまうところがあるので・・・まぁ難しいところですけど。

 

といった感じで今回は社会に対しての問題定義みたいな形で終了とします(笑)

それではまた次回!

 

Dragostea Din Tei〜恋のマイアヒ〜

Dragostea Din Tei〜恋のマイアヒ〜