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音楽初心者の戯論

事情通でもプロでもない、ろくな知識も持ち合わせていない人間が、徒然なるままに日々移りゆく音楽シーンを覗き見するだけのブログです。

音楽と時代

コラム

どうもこんにちは。

今更ながらですけど、ブログって結構面白い現象が起きますよね。

30分くらいで書いた個人的にはどうでもいい記事がバズったり、逆に1週間くらいの構想期間を経て着手したものがそこまで読まれなかったり。
アーティストの方でも結構そういうものは多いようで、「まさかこの曲がここまで売れるとは...!」という事例も珍しくないようです。

例えばONE OK ROCKの『Wherever You Are』は先日この曲の作詞作曲者であるTakaさんがライブで「まさかこの曲が2016年にこんな状況になっているとは」という旨の発言をされていましたが、確かにシングル曲でもないのにワンオクの中で一番有名な曲になるというのは予想だにしなかったでしょうね。

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他にもAKB48の『恋するフォーチュンクッキー』は有名になる前指原さんをはじめメンバーからはもっぱら不評だったとのこと。
それが今ではAKB48の代名詞といっても過言ではないほどの知名度を誇る曲になったのだから本当に何が起こるか分かりませんよね。

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時代も少しずつ変わっていますから、そういった一種のバグのようなものがあっても不思議じゃないというか、むしろそれこそが本質なのかもしれませんが(ちょっとよく分からない)。

時代といえば歌詞に時代を感じるものも多くありますよね。
と言って僕が最初に思い浮かべるのはこの曲。

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大黒摩季さんの『あなただけを見つめてる』です。
もう今から23年以上前の曲ですので時代を感じるのは仕方のないことですが、何よりもそれを象徴しているのが歌詞で出てくる「ポケベル」でございます。
・・・するとこの曲もですかね(笑)

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国武万理さんの『ポケベルが鳴らなくて』です。

僕は時代的に所有したことはないのですが、40代以上の方は「あぁ、懐かしい」と感じるところでしょうか。
「114106」という、この数字の羅列に見覚えとかありますかね?

ちなみにこれで「愛してる」と解読します。
もちろんですがちゃんと対応表があって、送られてきた数字を文字列に変換する作業も・・・ってもはや暗号解読ですね。
でもこれが普通だった時代があるわけですよ。

そりゃ僕を含めポケベルに触れてこなかった世代は「いちいち解読するとかあり得ない!」と思うのが普通ですが、今でいうLINEのようなものですよ。
いずれ「文字を打たなきゃ相手に伝わらないとかあり得ない!」とか「メッセージを開かないと文字が読めないとか信じらんない!」と過去を嘲るような時代も来るかもしれません。

そうして時代が変わるにつれて歌詞に「公衆電話」や「ポケベル」が入り、「携帯電話」や「メール」が入り、そして今では「LINE」や「既読」が出てきました。

なのでまたあと10年もすれば「LINEかよ懐かしい!」みたいなことになるのかもしれませんし、そんなことは誰にも分かりませんが確かにポケベルが流行っていたころにはそれがすべてだったと思いますし、今僕たちもLINE以上のコミュニケーションツールが今後生まれてくるなんて想像できません。(少なくとも僕には)


音楽の話に戻ると、普遍性というのは何を基準にするのかによって決まってくるもので、その基準さえも時代とともに変わっていくものです。
漫画家の岡本倫さんは自身のTwitterでこんなことを書いていました。

今はiPhoneがおしゃれですが、それをおしゃれな感じで漫画で出してしまうと10年後漫画を読まれたときに「iPhoneとかwww」って思われる確率は5割を超えると思いますし、LINEを出したりしたら「LINEとかwww」ってなると思うのです。なのでぼくはメールも漫画に出しません。

岡本倫さんのツイート - 2016年6月26日 01:38

togetter.com

そう考えると10年後も色褪せない音楽というのはどういうものなのでしょうかね。
先ほど歌詞に「公衆電話」が出てきて~ということを書きましたが、実際歌詞に「公衆電話」が入っている槙原敬之さんの『遠く遠く』は今も名曲として若者にも多く認知されている曲です。

 

つまりですね、先ほど漫画の例を挙げましたが音楽と漫画は受け手の捉え方が根本的に違うのではないでしょうか。
というわけで漫画の話を出したのはお門違いもいいところでした。岡本さん、ごめんなさい。

 

えっと、結局何が言いたいかというとですね、そもそもの「時間軸が違う」ということです。
漫画においては「読み手の時間」が絶対時間であり、音楽は「作り手の時間」こそがすべてです。

例えば漫画で「時は2100年。第三次世界大戦の終結により人類は新たな文明を築き上げ・・・」みたいな設定があったとしても、そこに登場する人物って何となく自分たちと同じ時間軸にいるような気がしません?
あれ、僕だけですかね?
何と言うのか、時間軸と使っている言語だけが同じで、別惑星での物語のような・・・んー、これで共感していただけると嬉しい。
そりゃ頭の片隅では「未来の物語なんだ!」と思っていてもそれを見ているのは2016年なわけですから、ドラえもんが生まれる21世紀も、のびたがジャイアンに虐げられている時代も何となくの区別しかないような・・・。

もうやめましょう。僕がそう感じているんです。それだけです。

それに比べて音楽は自分の頭の中にしか映像がないため、広げられるものはあくまで推測したイメージしかありません。
するとそこに直で影響を与えるのが登場する歌詞(フレーズ)であり、その時代背景です。

コレも予想ですが作った当時の恋愛事情だったりとか、そういうものを自己投影しながらもその映像に出てくる時間軸は発表された年のものではないですかね?

まぁ何と言っても楽器の音や雰囲気で何となく古いか新しいかなんて分かってしまいますけどね。
「あぁ、これは昔の曲の雰囲気だな」とか「この感じは原宿系ってヤツか!」とか。

なので名曲『遠く遠く』は昔の曲のままで名曲たらしめられているというんですかね、そこが漫画とは違うのではないのかなぁと思いました。
だから時代が変わろうと名曲は名曲のまま、時代だけが少しずつ変わっていくだけのような気がします。

というわけで今回のテーマソングは中島みゆきさんの『時代』でした。(笑)

 

前振り長っ!!

まぁ、それではまた次回!

 

Wherever you are

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恋するフォーチュンクッキー

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あなただけ見つめてる

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ポケベルが鳴らなくて

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遠く遠く

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時代

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