音楽初心者の戯論

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徒然なるままに日々移りゆく音楽シーンを覗き見するだけのブログです。

今更ながらDon Henleyの最新アルバム『Cass County』を聴いた

どうもこんにちは。

最近はだんだんと冷え込みが厳しくなり、いよいよ朝の起床がつらくなる季節が間近に迫ってきましたが皆さま、いかがお過ごしでしょうか。


さて。
タイトルと重複してしまうのですが、今になってようやくドン・ヘンリーのニューアルバムを聴きました。(2017年11月現在)

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カス・カウンティ

カス・カウンティ

 

 

一言で言います。

本当に最高でした。


もうね、この気持ちはどう言い表せばいいものかと。

1曲目から最後までもれなく最高。もう一巡してもやっぱり最高。
ここ最近は毎日1回はリピートしているくらい、そのくらい僕の大好きな作品となりました。

 

と言っても「ドン・ヘンリーって誰だ?」という方のほうが大半だと思いますので少し説明を。
本当に簡単な説明です。

 

ドン・ヘンリーは1947年、アメリカのテキサス生まれの現在70歳。

1971年に故グレン・フライらと共にEaglesを結成し、ソングライターやヴォーカリスト、そしてドラマーとして活躍しました。

その後1980年にEaglesが活動休止すると、翌々年にソロ活動のファーストアルバム「I Can't Stand Still」を発表。
「The Boys of Summer」などのヒット曲を飛ばし、現在までにオリジナルアルバムを5枚出しています。

また1994年にEaglesは再結成し、その後は紆余曲折ありましたが2007年にはアルバムも出し日本ツアーもおこないました。

しかしグレン・フライが2016年に他界したことを受けてドン・ヘンリー自身がEaglesの解散宣言をしています。

 

 

・・・はい、というわけで本当に簡単に終わりました。


しかし紆余曲折って言葉は万能でいいですね(笑)
語彙力の乏しいブロガーとしては非常に助かります。


まぁ、途中からドン・ヘンリーの説明なのかイーグルスの説明なのか分からなくなってしまいましたが、イーグルスというバンド名を聴いたことがない方も「この曲は知ってる!」というものはあるはずです。

有名どころで言いますと「Take It Easy」

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これはテレビ東京田舎に泊まろう!」のテーマ曲として使われていましたので耳馴染みのある方も多いのではないでしょうか。

 

そしてこちらも有名。
「Desperado」

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邦題は「ならず者」といいます。

他にも「Hotel California」あたりが超有名どころですが、挙げていたらキリがないので割愛いたします。

 


そして、上に挙げた「Desperado」や「Hotel California」を歌っているのがドン・ヘンリー

生粋のハスキーボイスが特徴の、実に渋い声をしております。(でもそれがいい)

 

そんな彼が、前作からなんと15年ぶりに出したアルバムが今回の「Cass County」(2015年9月25日)なのです。

そう、今から2年以上前・・・それを今更。今更ながらちゃんと聴きました。


いや、でも発売当初もちゃんとフルアルバムを通しで聴いたんですよ?
ただそのときはしっくり来なかったというか、今ほどハマることは無かったんですね。

 

というのもEagles自体ジャンルが「カントリーミュージック」に分類されます。

カントリーというのはアメリカ発祥の、言うなれば白人のためのフォークミュージックのようなものです。
とはいえ最近は様々な人種のカントリーミュージシャンも増えてきましたが、いまだにカントリーは白人のためのものという考えが根強く残っているのが現状。

そのため日本ではあまり馴染み深いジャンルとはならず、アメリカでは知らない人がいないくらい有名なウィリー・ネルソンやケニー・ロジャースも日本において知名度は正直低いままです。

すごくいい曲がたくさんあるんですけどね・・・

 

まぁ正直「カントリーは西洋版フォークだ!」といえば取っつきやすいのかもしれませんが、やはりその2つには明確な違いがあります。
それはもちろん使用する楽器だったり、メッセージ性だったり、進行のパターンであったり。


そこが我が国において想起される「フォーク」とは少しずれているものがあり、そのため人によっては慣れるまで時間がかかるんです。


なので僕もあまり初聴段階でピンと来なかったのですが、しかし改めて聴くと何と良いことか。

 

これはあくまで僕の持論なのですが、イーグルスはカントリーに大衆性を帯びさせた最大の功労者だと思うんです。

イーグルスの楽曲は、そのほとんどがキャッチーで耳馴染みがよく、それまでカントリーに触れてこなかった日本人の僕でも何の違和感も無く受け入れることができました。
それでも彼らの曲のバックには、ちゃんとカントリーの音が聞こえるんです。

カントリーの曲ってやっぱり独特というか、本当に日本の音楽シーンでは聴きなれない音が多いので数秒聴いただけで「あー、もういい!」ってなる人が多いんですけど、イーグルスはそんな曲が比較的少ない印象があります。

それは彼ら(主にドンとグレン)に「商業的に成功したい」という強い思いがあり、そのため大衆受けするような曲調だったりメロディを意識して曲作りしたことが大きいのだと思います。
まぁ、そうした方向転換が原因でやめてしまったメンバーもいましたが。


しかしそれは結果的に大成功し、1976年に出したベストアルバムは4100万枚以上売れ、世界で最も売れたベスト・アルバムとして現在もこの記録は塗り替えられていません。


カントリーというエスニックなジャンルにおいて世界中で認知されるようになったイーグルスの功績は、その後のカントリー・ミュージックにおいて計り知れないのではないのかと、勝手に僕はそう思っています。

 

 

そして話を戻しましてドン・ヘンリーのニューアルバム(もはやニューではありませんが)

このアルバムにはいくつかカントリーのカバー曲が収められているのですが、原曲に比べて明らかに聴きやすいです。
その上ドン・ヘンリーの類稀なるソングライティング力とあのハスキーな歌声はいまだ健在で、しっとりとした大人なカントリーのアルバムに仕上がっています。

 

Cass County

Cass County

 

 

本当に、カントリーの入門にはもってこいのアルバムだと思います。

もしカントリーミュージックに興味があるという方がいらっしゃったら、僕は間違いなくこのアルバムを即座に推薦するでしょう。

もちろんイーグルスのデビューアルバムでもいいですが。

 

イーグルス・ファースト

イーグルス・ファースト

 

 

それから最後にもう1つ。

このアルバム名、Cass CountryじゃなくてCass Countyなんですよね。
なんでもドン・ヘンリーの生まれ育ったミシガン州の地名らしいのですが・・なんと紛らわしい。。。